不妊治療には精液が効果的 

|精液とは

成人男性の精巣では1秒間に1,500もの精子が作られています。1日では5000万から1億もの精子が作られます。

射精時には通常1億から4億程の精子が精液に含まれています。そして射精時に精液(脂肪・酵素・セロトニンなど)と混ざり放出されます。

精子の寿命は1~5日間。精液の質が悪いと、精子の寿命は短くなります。

最近の研究では、精子をろ過した精液を調べると、今現在のカラダの健康(病気)状況が血液検査よりも正確に分かるようになったそうです。また病気の発見にも役立つと研究が進んでいます。

|精液は不妊治療の救世主!

実は、精液は不妊治療にはとても重要な役割りがあります。

精液のひみつ4つを紹介。

◇精液のひみつ1:女性を幸せな気分にする

避妊をしない性交を頻繁にする女性は「鬱」になりにくく、人生の幸福度も高い傾向があります。

ニューヨーク州立大学の研究では、精液には女性の体に幸せホルモン数種類の分泌を促し、健康と免疫を整える働きがあると分かっています。

精液のひみつ2:女性の排卵を促す

カナダ サスカチュワン大学の研究によると、精液は女性の排卵を促すと判明しました。

また性交の際に、女性の愛液と精液が混ざると、女性の脳に排卵を促す信号が生じる分かっています。

◇精液のひみつ3:習慣的な射精は質を高める

1999年、英ケンブリッジ大学の研究によると、習慣的な射精が精子の質を高め、前立腺の健康にも良い影響があると発表されています。

◇精液のひみつ4:美容に最適、アンチエイジング効果

精子には亜鉛・ビタミンC・コラーゲン・アミノ酸・プロスタグラジンなどの物質がバランスよく配合されており、不老不死の万能薬「エリクサー」にもっとも近い存在ではないかと語る専門家もいます。

精液は女性のカラダにとても良いことが、分かったと思います。

|精液の「質」向上のコツ

・週2・3回の射精を行うこと(性行為もしくはマスターベーションにて)
・下着はトランクスがベスト。締め付けるパンツはNG
・睡眠時間は6時間以上とる(睡眠不足は精液の質が低下し、精子の寿命が短くなります)。
・股間を温めない(脚を組む、座りっぱなし、PCを脚の上に置かない)
・炭水化物を減らし、たんぱく質や亜鉛を多く含むものを取る。
・内転筋を鍛える
・性交渉前に睾丸をシャワーで冷やす。

|当院の統計

パートナーの睡眠不足はとても多く、全体の7割の患者のパートナーは寝不足です。

病院の検査にて精子の質が悪いと診断されています。

また、性交渉が少ない、性交渉が好きではない、タイミング法の時もしくは、高度生殖医療での、精子の採取の時でしか射精をしないカップルが多いです。

|まとめ

当院の統計を読んで分かると思いますが、妊娠する確率は自分達で低くしていることは予測できますよね?
もしみなさんも同じような事をしていましたら、妊娠できない原因は二人の関係性にあります。

是非、もう一度性生活と生活習慣を見直しましょう。

 

 

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