不妊症の冷え対策と理由、そして現実
冷えは卵巣と子宮への血流不良とホルモンの到達を阻害します。今回は、なぜそこまで冷えが不妊症につながるのかをご案内します。
〇冷えによる不妊症の傾向
・特に下腹部やお尻が冷えている。
・冷たい飲み物や淡水化物をとる。
・水分をたくさん飲む。また飲むスピードが速い。
・氷が好き。
・カカト重心の為内臓下垂傾向。
・赤みの少ない白い肌。
・年齢が30歳以上。
・喫煙、飲酒をしている。
・運動をしない。
〇私は見た、「長期の不妊治療をされている方の特徴!」
・運動が嫌い
・お酒、タバコを止められない
・病院で処方された薬のみで、不妊治療が治ると思っている
・30・40代なのに、自分だけは大丈夫と思い込んでいる
※(30代前半で1年間に妊娠出来る確率は約20%前後。35歳で約16%。40歳で約1~5%。)
〇不妊症の対策
・正しい姿勢・
正しい姿勢は筋肉や骨格への負荷がニュートラル状態になります。つまり負荷が限りなく低い状態です。負荷が少ないということは、血液の流れがスムーズに行われるため体温が上昇し、卵巣や子宮へのホルモンが正常に行渡ります。
・運動・
骨格を支えているのは筋肉です。姿勢の悪さで関節に負荷がかかると、筋肉が酸欠ぎみにで硬くなり冷えます。筋肉内の血管に圧迫がかかるため血流不良を起こします。また下半身の筋力のアンバランスや筋肉量が少ないと、内臓下垂で骨盤内の圧迫と冷えが促進します。また第二の心臓である下半身の筋肉量が少ないと、心臓へ返すためのポンプの力が弱いために、下半身が浮腫みやすく冷えやすくなります。そのことにより、股関節周りを中心に年齢と共に下半身が太くなります。
・食生活・
食物には「陰性食品」「間性食品」「陽性食品」と3つに分類することが出来ます。
「陰性食品」、体を冷やす作用のある食品です。平熱が36.6度以下の方は陰性食品の摂取量を減らすか、油を使った調理を使うことをお勧めします。陰性食品は葉物野菜・ねぎ・大根・海藻類・加工商品・緑茶・ウーロン茶・コーヒー・氷・ウイスキー・焼酎・一部発酵食品(ヨーグルト)など。
「陽性食品」、体を温める作用のある食品です。根菜類・肉・魚・一部発酵食品(納豆)・紅茶・五年番茶・ルイボスティー・日本酒・赤ワインなど。
「間性食品」、陰性と陽性食品の中間の性質です。体を冷やさないし、熱さない中間の性質を持つ食品です。玄米・黒ゴマ・黒豆・あわ・ひえ。
体温が低い、冷えやすい、浮腫みやすい方は、なるべく陽性食品や間性食品を多めに取りましょう。陰性食品は油などで炒めて緩和させて取った方がいいです。
〇人工授精や高度生殖医療
人の手が加わる受精から胚移植の医療技術の成功率はとても低いです。
なぜなら、自力で受精できない卵子と精子を人の手で受精させるからです。
卵子も精子も赤点レベルなのです。 これが10代20代なら成功率は飛躍的にあがります。
つまり、年齢を重ねるごとに自力(質)が低下するのです。
体質改善をしないことは、勉強のやり方が分からない子供に、大学へ行きなさいと行っているのと同じです。
大学へ行くためには地道な自力(勉強の積み重ね)をつける必要があります。
つまり妊活も同じで、健康な卵と精子を作るために、体質改善や運動・生活習慣を整える努力が必要だと思いませんか?
病院で薬を処方してもらい、高度生殖医療を受ければ子供が出来る。
年々医療が発達しているから40代でも問題なく子供が出来ると思っている他人任せな考えは時間とお金の無駄遣いです。
本気で子宝に恵まれたいのなら、運動・食生活・姿勢の改善で補修を受けて下さい。
〇冷えと不妊症の関係
運動・食事・姿勢の3つを修正していかないと、子宝に恵まれるのは難しいと思います。
10代・20代はほぼ無条件に近い形で子宝に恵まれやすいです。ですが、30代からは体が酸化や老化などの不具合が起こっています。
そこに運動不足や不摂生などが加わると、体の酸化率や老化率は確実に高まります。
卵巣や子宮の老化が促進している可能性がたかまります。一度水質汚染が進んだ川は時間をかけて浄化する必要があります。
人間の体も体質改善に時間がとても必要です。最低3ヶ月から半年間の体質改善を行うことをお勧めします。
長期間の人工授精や高度生殖医療はとてもお金がかかります。費用の多い方で年間数百万×数年を費やしている方もいます。
妊活には必ず体質改善も同時進行で行うことをお勧めします。
パナケアでは、あなたの体質改善を全力でサポートします。